トピックス「男性更年期」

うつ病だと思っているその症状 実は男性更年期障害かも

男性にも更年期障害があることをご存知だろうか。疲れやすい、元気が出ない、イライラする、落ち込みが激しい、性的欲求がないなど、一見してうつ病のような症状の原因が、実は男性更年期障害(LOH症候群)であることも少なくないそうだ。そして、検査によって男性更年期障害だとわかれば、簡単な治療によって症状は改善するという。誰でも気軽に相談できる開かれた泌尿器科をめざす「すがわら泌尿器科・内科」の菅原草院長に、男性更年期障害の診断と治療にについて話を聞いた。

簡単な検査と治療で改善する男性更年期障害
Q

男性の更年期障害について教えてください。

A

▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談を女性だけでなく男性も更年期障害は存在する更年期障害というと女性特有のものと考える人もいるかもしれませんが、実は男性にも更年期障害はあるんです。男性の体では、加齢に伴い男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌量が少なくなりますが、ある一定のレベルを下回ると、それが原因で体にさまざまな症状、性欲と勃起機能の減退、疲労感、抑うつ、短気などに伴う気分の変調、睡眠障害、筋力低下、内臓脂肪の増加などが現れることがあります。これらの症状の多くはうつ病と同じで判別をするのが難しいところもありますが、血液検査などによって男性更年期障害と診断できます。そして男性更年期障害なら、男性ホルモン補充療法を受けることで、症状を改善することができます。▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談を

Q

原因は何でしょうか?

A

▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談を誰しもなる可能性があるテストステロンの分泌量は、20代をピークに加齢とともに徐々に低下していきます。テストステロン量が加齢に伴う減少だけなら通常問題にはなりませんが、何かしらの原因で異常に少なくなり一定の量を下回ると、先ほど話したような症状が現れることがあるのです。異常に減少する原因は、一部にストレスであるといわれていますが残念ながらはっきりとはわかっていません。また、テストステロン値が優位に減少していても症状が出ない人もいますが、男性更年期障害はその症状が問題となる病気なので、自覚症状がなければ治療の必要はありません。ガイドラインでは40歳以上が治療の対象ですが、30代から男性更年期障害を発症している人もいます。▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談を

Q

診断と治療の流れを教えてください。

A

▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談をAMSスコアと呼ばれる問診票を活用。HPからも確認できる専用の問診票で、男性更年期障害で現れる17個の症状を「なし」から「非常に重い」までの5段階で自己評価でチェックします。その合計点数で重症度を判断します。同時に血液検査で、遊離テストステロンの値を測定し、値が基準範囲を下回っていれば男性更年期障害と診断され治療の対象になります。治療では、男性ホルモンを筋肉注射するホルモン補充療法を行います。数日後から症状の改善を自覚できるようになり、効果は2週間から1ヵ月程度続きます。その後も継続して治療を受けることができますし、一部の患者さんではリバウンド現象が起こり、自身でテストステロンを作れるようになり、ホルモン補充療法から離脱される方もいらっしゃいます。▲お困りごとがあればご相談を▲お困りごとがあればご相談を

Q

男性更年期障害とうつ病の違いを教えてください。

A

▲気になることがあれば気軽に相談を▲気になることがあれば気軽に相談を症状がうつ病と似ているため、泌尿器科で相談を男性更年期障害であれば、血液検査で遊離テストステロンの低下がはっきりと出ることです。心療内科のクリニックでは、血液検査をしないことがあるので、男性更年期障害なのにうつ病と診断されて、抗うつ薬を処方されている人もいます。この2つの病気を症状から判別するのは難しいのですが、一つの目安になるのは、うつ病の原因となるような出来事や環境の変化等があるか、ないかです。転勤や転職などで職場環境が変わった、仕事が忙しい、家族関係がうまくいっていない、などの明確なトリガーが存する場合はうつ病である可能性が高く、逆にこれらのことが何もないのにうつ症状がある場合は、男性更年期障害の可能性が高いと考えられます。▲気になることがあれば気軽に相談を▲気になることがあれば気軽に相談を

Q

男性ホルモン補充療法を受ける際に気をつけることはありますか?

A

▲気になることがあれば気軽に相談を▲気になることがあれば気軽に相談を適切なリスク管理のもと治療を行う注射によってテストステロンを体内に補充するようになると、その反動として、自分の体でテストステロンを作れなくなり造精機能に影響を与えることがあります。テストステロン補充療法は、基本的に40歳以上が対象になりますが、もし将来的に子どもがほしいと考えている場合は、男性ホルモン補充治療を慎重に考える必要があります。また、男性ホルモン補充療法をしても効果のない人がまれにいることや、男性ホルモンによる副作用もまったくないとは言えませんので、治療を始める前には、ヘモグロビン値や肝機能、腎機能、脂質代謝、PSAと呼ばれる前立腺がんの検査などを行うなど、適切なリスク管理をする必要があります。▲気になることがあれば気軽に相談を▲気になることがあれば気軽に相談を

ドクターからのメッセージ

菅原 草院長

男性更年期障害は、まだ比較的新しい概念なのでご存知ない人もいるかもしれませんが、うつ病の症状の原因が、男性更年期障害だったという例は決して少なくありません。男性更年期障害なら血液検査ではっきりとわかりますし、男性ホルモン補充療法で症状を改善することができます。それらの症状で悩んでいるのなら、ぜひ一度、泌尿器科などのクリニックに相談をすることをお勧めします。もちろん当院にも、気軽に相談をしてほしいと思います。当院は、開かれた泌尿器科をめざしており、男性更年期障害や泌尿器科の疾患と一緒に生活習慣病などの診療もしています。皆さんの健康に役立つ健康講座も開催していますので、気軽に相談に来てください。

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